宮古島旅行 蝶や鳥や植物
我々的にはすでに夏っぽい宮古も生き物にとってはまだ春のようです。
ひらひらと軽々舞うたくさんの蝶。それも沢山の種類。こんなに多くの種類の蝶がこんなにたくさん舞っているのは生まれて初めて見ました。
たくさんの花々、木々
大きなカタツムリ
知らない鳥たち
お腹が赤い青い鳥 イソヒヨドリの雄だそう。写真はなかなか難しかった。
走る鳥 道を走ってる近づくと飛ぶ
カチカチというかガラス玉が響くようなそんな鳴き声の鳥
どの鳥も名前もわからないけれどまたあってちゃんと見て観察したいと思いました。
平良で暗い道を歩いたらふわふわと光っていた虫がたくさん漂っていました。
蛍のような大きさではなくほんの小さな虫でしたが消えかけの線香花火のようなふわっとした感じがあってとても素敵でした。
宮古島旅行 番外とお土産編
初めて知りましたシリーズ
何、あれ。道に立ってるよ。
え?あれまもる君っていうの?
19体もあるの?
完全配置マップも発売されてて、Tシャツやストラップやお菓子にまでなってて、しかもみんな名前がついてて住民票まで持っていて、警視待遇巡査部長?ってそれがどれだけえらいのかよくわかってないけど。
何にしても毎日休みもなく立ち続けて見守ってくれてるなんてほんとにありがたい。
ありがとう。これからも頑張ってください。
まもる君ボトルを多良川で発見!買わなかったけど^^。
なんだか仮面イラストをいろんなところで見る。しかもかわいい。
ユネスコ無形文化遺産の来訪神
実際のパーントゥは泥まみれになった姿をしてどこもかしこも泥をつけて回ります。
これが厄除けになるそうですが匂いがきつかったり姿も恐ろしかったりしてインパクト大。
地元の人にとって聖なるものです。
御嶽と同様に興味本位で見たり参加したり訪れたりするものではないでしょう。
いつまでも続いていかれますことをと願っています。
私はデフォルメされた可愛いパーントゥのTシャツで大満足♫。
おみやげ編!
入っただけでなまり節の良い匂い。試食もいただきご機嫌、。
大きな塊とそこにあった浜口水産のとびだいも購入。
かつお漁は明治43年に始まりこの加工場は2代目とサイトにありました。
そのままちぎってマヨネーズと一緒に、古くなったら炒め物に。なんでもオッケーです。
直売店以外でも売っていますが、空港や他のお土産やさんより直売店が少しお安く購入できました。
●浜口水産の鰹ちゅう汁・鰹ちゅう汁(中華スープ味)・とびだい
鰹ちゅう汁とは宮古島のソウルフードだとのことですが普通にスープとしてもめちゃ美味しい。中華スープはさらにコクがあってとても美味しいー!。
また、とびだいは7Kg以上ある鰹のことでそこから取れる鰹ぶしも。
このお店面白くて、
ましな珈琲というカフェでカフェと一緒に物販売ってます。
カフェの方にスープを試食させていただきました。塩気がいい感じに美味しい。
でもってちょうど揚げてたマグロの唐揚げ1個60円を購入、その後ビーチで海を見ながらほうばりました。
これがまた美味しい。60円でいいのか?という感じ。サクサク。また食べたいです。
●パーントゥTシャツ
Design Matchというお店のパーントゥがめちゃくちゃ可愛い。
キッズ用の黄色を購入ー
パッケージも可愛い。東京でも買えるけどやっぱり買ってしまう!
そしてやっぱり旅にはがっかりも付き物。がっかりがあってこそ、素晴らしいがあるのです。
●通り池
2つの池が下で繋がっているらしいのですが、上からみたってわからないし、
繋がってるからって何なのさー。
ダイビングで洞窟をたどって顔を出したりするとまた景色違うんでしょうね。
●西平安名崎
天気が悪くて風も強くてだったからマイナス点が大きいってのもあります。
でも、東平安名崎がカッコよすぎて印象に残りません。
しかもせっかく飛び出ているのに、池間島に渡る橋はこの岬ではないところから繋がっています。
●ハート岩
池間島にあります。
傾いたハートに見えることは見えます。
でもときめくほどのハートではありません。
どんなハートにもときめく時代はとおり過ぎたということかもしれません。
後ほど調べたところ少し前の朝ドラロケ地だとか。もちろん見たことはありません。
ストーリーがあるからこそ訪れた人は共感できるのかもしれませんね。
●パーントゥの里島尻購買店
数キロ先から看板出てます。
パーントゥのこといろいろわかるかもしれない!
と寄ってみると地元のお店、その中の一角にほんの少しだけパーントゥのグッズ。
あの看板、だれを何のために呼び寄せたいのか疑問に思う看板とお店コンテンツとのギャップ。
やはりパーントゥは踏み込まないべきものと。
以上でしたー
宮古島旅行 ご飯とお酒編
旅の楽しみのひとつはやっぱりお酒と食事。
沖縄料理好きな我々としては今回とっても楽しみにしていました。
また、外せないのは沖縄そば。宮古は宮古そばというらしいです。
蔵訪問:
多良川
砂川丸良そばのお隣にあります。
売店ではほぼ全ての銘柄が試飲可能。
車を運転していなかったわたしはありがたいことにいろいろ試飲。
ただ古酒のおいしさはとっても感じるのですが古酒種類の違いは飲み比べてもよくわかりませんでした。
そして蔵見学。担当のかわいらしい女性が案内してくださいました。
作っているところは拝見できませんが、まさに蔵を見学。
その名も「洞窟貯蔵庫ういぴゃーうぷうす蔵」
洞窟は入り口から地下に降りていきます。その穴蔵の中はなんだかワインセラーのような香りが。
電灯にも埃のようなものが堆積していますが、これも壁も全て麹菌が付着しているそうで長年貯蔵していたり杜氏が出入りすることでそこに付いている麹菌が洞窟の中に堆積していくのだそうです。すごい。
我々も貯蔵することにしました。一升瓶。事前に連絡すれば自分たちの瓶も見れるとのこと。何度か来たい。そして、5年後古酒を取りに行きます!
晩御飯:
●うさぎや
初日の夜は火曜日。宮古の繁華街である平良中心部、なんとお休みだらけ。
どうもこのあたりは火曜日定休のお店が多いらしい。
うろうろした挙句老舗と思わしきかつ地元の人にもいいよと言われたこのお店へ。
公設市場交差点にあります。
御多分に洩れずこのお店も大混雑。でもって40分後にステージあるけど大丈夫?と。
もちろん大丈夫!
沖縄料理の基本の基本なご飯がたくさん
orion beer / 多良川、山盛りもずくにアーサ天ぷら、刺身に海ぶどうサラダと沖縄に浸れました。
ライブもかぶりつきで応援、踊りも参加^_^
お店の若者の太鼓と掛け声にやられました。
みんなめちゃくちゃ真剣勝負でやってた。
舐めてた、ごめん。
めちゃ楽しかった!
沖縄ソング改めて好きになりましたー。
●炭火焼 味鶏
全日沖縄料理と意気込んで気になってたお店に入ったら焼き鳥屋さん。
お店の名前ちゃんと見ればわかるのにね。
沖縄で焼き鳥食べなくても良かったかもと最初ネガティブな気分に。テレビもついてたりして。
でもそんな気持ちもあっという間に払拭。
美味しいおいしい美味しい。
一本150円か200円という明確設定。
一本からオーダーオッケー。
鶏肉は新鮮で大きくてレバーもあかあかしてる。ハツ、ハツ元、全ハツと何種類もあって、軟骨は間に筋肉質なお肉が挟まっていてこれまたコリコリで美味しい。
味付けは大将のおまかせらしく部位によって塩とタレが使い分けられてでてくる。
焼き方もいわばミディアムレアな感じで中はしっとり。
もう何種類頼んだかわかりません。
泡盛も宮古島三社複数種類があってしかもいっぱい400円均一。
最後に頼んだ鳥スープは濃厚とろりでこれも驚き。
2人でめちゃ食べても1万円しない。
突然行ってたまたま入れましたがそのあと入れないお客様がたくさんいらっしゃいました。
セレンディピティな発見は幸せになります。
また行きたいお店です。
●でいりくち
ちまたで人気とのこと、確実に行きたくて予約、開店時間ちょうどの18時にいくことができました。
元気なお兄さんお姉さんが迎えてくれます。
おススメボード見ただけでわくわく^_^
人気がある理由は料理を食べてすぐわかります。
沖縄料理で素材も新鮮でバツグンにおいしいのはもちろんですが、何より垢抜けてるんです。
うまくいえないのですが定番料理はもちろんのこと、素材を使って現代で受け入れられるお料理もたくさんな感じが。又行って確認しないと。
今回特に気に入ったのは宮古牛のサイコロステーキともやしともずくのチャンプルー。
帰りには雪塩ちんすこうを出口でいただき、機嫌良くホテルに帰宅です。
宮古そば:
●丸吉そば
砂川あたりにあります。隣が多良川の醸造場。
朝昼ごはんとして開店時間に直行!一番ノリです!
ここの名物はソーキそば900円、ソーキは柔らかくてボリューム満点。
自家製と思わしき黒糖アイスキャンデーがついていて、食べ終わった頃にはい、と手渡しで。
これまた美味しい。大満足。
●宮古そばかめ
11時の開店時間に行きましたが一番乗りを9人の小さな子供連れのグループと
分け合いました。その後もお客様が続々と。なんて人気。
オーダーしたのはかめそば。手作りゆし豆腐、ソーキ、三枚肉、そしてかまぼこが入っています。
手打ちの麺もそしてカツオ出汁も素晴らしく美味しい。今まで食べた中で一番のお気に入りです。
こちらのお店の壁に新聞記事が貼ってありました。
ご主人は沖縄料理で修行、このお店は奥様のお祖母様が住んでいた古民家。
住む人がいなくなったこのお家を改装して始めた。
かめという名前はお店の準備中になんとカメが入って来たことから。
その人にものがたりがある食事は美しく美味しいといつものように感じました。
番外:
スムージー
●AORORA PARLOR
やっぱりマンゴー。濃くて美味しい。無添加無白砂糖。
夏の空で飲むともっと美味しいことでしょう。
ハンモックもあってリゾート感満載。今回の旅で最も若者を見かけたお店かもしれません。
アイスクリーム
●雪塩ソフト
8種類くらいのいろいろなお塩をかけて試して見ることができます。
一番気に入ったのはわさび塩でした。
でも実はあっちでもこっちでも売ってた。空港でも。
誰のせいでもないけど雪塩工場工事中で見学できず。これが一番悔しいー。
炊き込みご飯
●ジューシー
豚バラ肉と一緒に炊き込む沖縄の炊き込みご飯。
小腹空いた時のとっても美味しいテイクアウトご飯。どこでも売ってます。
ワイン
●ホテルローカス:LOCUS TABLE
3,4日もいるとワインもそろそろ飲みたくなる
外ご飯を終わってからホテルに戻って21:30までの時間でグラスワインをいただきます。チーズの盛り合わせのレーズンバターが美味しくてそれだけもらえないかとお願いしたら値段も速攻アレンジしてサーブしてくれました。
フットワークと柔軟性はこのホテルだけでなく今回いろいろなところで感じました。
素晴らしいです。
宮古島旅行 その4
あっという間に最終日になりました。14時にはレンタカー返却せねばなりません。
今日は初日に夕日だけ見に行った伊良部島を一周することにしてみます。
まずは友利かつお加工場、お腹空いてて試食が嬉しい^^。なまり節購入。
この辺りは別ページにログして居るので詳細は割愛。
最初はフナウサギバナタ
船を見送る岬という意味で昔はここから沖縄本島やもっと遠くに旅立つ船を見送ったことからきているそうです。
サシバという鳥をモチーフにした展望台が存在感高くどどーんといます。
左の脇の下が壊れていたのはご愛嬌。
海は素晴らしくサンゴ礁がよく見えます。風が強くてずっと立ってはいられません。
次は白鳥崎西海岸公園。
遊歩道があって勇んで行ったらすぐ先で通行止め。残念、すぐ撤退。
そして宮古そばのかめ、ここでも鰹だしが効いててうっとり。こちらも別に書いているので割愛
浜口水産、鰹だしのスープの試食いただき、これまた嬉しい。スープ購入。
マグロの天ぷら購入。
この辺りも別ページにログして居るので詳細は割愛。
下地空港ターミナルが3/30に就航とのことで行ってみる。
ターミナルがどこかわからずに駐車場に止めてウロウロ。管制塔があるビルの前にいた人に聞いたらここはターミナルじゃないです。と場所を教えてくれました。
ご迷惑をおかけしてしまったかと。ありがとうございます。
ターミナルは広くて人がいなくて(飛行機の時間じゃなかったから)トイレも綺麗ででも座るところがなくて見物にはあまり向いてないところでした。
いつか使うかもしれません。その時はよろしくお願いします。
そのあとは佐和田の浜へ。ゴロゴロ石がある場所でした。江戸時代の地震の津波で流されてきたという言い伝えがあるそうです。
最後は渡口の浜というところへ。
ここの海の家的なお店ではなんとヤシガニが飼われています。思いの外大きなその姿にびっくり。雑食でソフトクリームのコーンをあげていると書いてありました。
この浜でマグロの天ぷらを食べてそのあまりの美味しさにうっとり。
そのあとは車を返して空港へ。
4日の旅は終了です。
また再び訪れてみたい。宮古島でした。
宮古島旅行 その3
3日目は思い切って多良間島まで足を伸ばすことにしました。
多良間島は石垣島と宮古島の間にある小さな島で、フェリーは1日1往復、飛行機は1日2往復。どうやっていくか議論、多良間島の滞在時間は3時間と短いもののホテルから港が近くかつ安価でのんびりできるフェリーでの往復と決めました。
9時平良港発帰りは16時着の予定。
朝8時過ぎ、近くの平良港まで歩いて行き、切符を買います。往復が安い。乗客名簿があり一覧に手書きします。前後は車検証を持った運転手さん。早速乗船。
船内部屋は土足厳禁、入り口で靴を脱ぎます。
フェリーで絨毯敷寝っ転がれるところが土足厳禁なのはよくあるし当たり前だけど、椅子席まで土足厳禁なんて初めて。
乗客は10人ほど。
伊良部大橋の下をくぐります。これは必見。
外洋に出てからは結構うねって揺れるため、少しおとなしくしているうちに到着。
港には何にもなくて、これから集落まで歩くしかないか。迎えに来た車に乗る観光客も。でも我々はノープラン。船を降りるときに歩いてどのくらいかかりますか?30分以上はかかりますよ。そうか、ちょっとあるよね。地図を見て頑張ろうーと歩き出す。えー、なんか遠いかも。着いたことには帰ってこなきゃいけないかも。
そこへマイクロバスが!しかも村に行くって書いてある!
すみませーん!と大きな声をあげて通り過ぎたバスに手を振る。なんと止まってくれて乗せてくれました。先に乗っていた方がお一人。そして村に向かったのですが地図で考えていた方向と違う方へ一周道路をずっと回ります。随分走るなーどこまで行くんだローと思っていたところ、夢パティオという宿らしい設備に止まって先に乗っていたお客様が降車。不安になってこの後どちらに行かれますか?と運転手さんに聞いたところ自転車借りるんだよね?じゃあこれから自転車屋さんに行きましょう。なんて親切!でも帰りの時間はどうなるかしら。何時頃にどこにいけば帰りのバスに乗れますか?レンタル自転車屋さんが送ってくれるように交渉してあげるよ。大丈夫。本当にぃ!!?ちなみに片道400円。
降りたのは水納島はまさきマリンサービス&ゲストハウスはまさき
気さくな感じの女性で、帰りのお送りは二つ返事で請け合ってくださいました。ありがとうございます。そして猫がいっぱい。
その時点で11:38。なんと我々が到着したフェリーの港は前泊港ではなく普天間港なことをその時知ります。衝撃。だって前泊だから歩こうと思ってた。普天間はすごく遠いんです。なんでも真夏の海の状態がいいときしか前泊に入らない、今の時期のようなときは波が強いのとサトウキビ出荷の関係があって普天間なのだと教えていただきました。本当にバスに止まってもらえなかったらどうなったことでしょう。いやはや本当によかった。
一周してるとそれだけで終わるのでといくつかのポイントを教えていただき、帰りの時間も教えていただき、それまでに戻ってこなかったら電話しまくりますよーと明るく行っていただき出発。
まず近くの塩川御嶽に続く数百メートルのフクギ並木
フクギという名前初めて知りました。この木は沖縄で街の歩道も含めてよく見ます。とっても強そうな感じできっと風や砂に強いのでしょう。この村の村木でもあるそうです。周りは畑や牧草地でとっても静か。静謐な場所だということがわかります。我々はこの地の神様がいらっしゃる御嶽に入ることをすべきではないよそ者です。鳥居の外から拝見して次に移ります。
通りすがりの軽トラの方が減速してこちらにこんにちはとあいさつをされていきます。それも何台も。
途中の空き地でヤギがこっちを見てます。風はなく、空は高く、爽やかででも少し暑い。
次は村落を通って反対側へ。。こちらは標高34mで島で一番高いところ。
正確な道はよくわかならいけど遠見台目指して坂のぼってのぼっていけば一番高いとこなんだから着くでしょー。って本当に着きました。
ここの脇には先島諸島火番盛の遠見番所 八重山遠見の跡があります。
鎖国時代の17世紀、ここで海を見張り何かあったらのろしを燃やして隣の島へまたその隣の島へと連絡して通報する仕組みを持っていたとのことで、それってまるでロードオブザリングみたいと思うのは歴史より映画が先に来ちゃう無知さ故ですね。
そして現代の遠見台に登ると・・・これまたすごい。360度見えます。近くの水納島、遠くの石垣・宮古島。島の円周も全部見えちゃうんです。そして貸切。素晴らしいのひとこと。
次は海へ。ふるさと海浜公園。今度は下がってる方に行けばどっかで海に出るでしょー。下って下って本当に海に出ました。
小さな浜で少しゴミもあったりしてむしろ手を入れてない感じがします。
せっかくなので持って来たビーサンに履き替えて。宮古島本当より海の水が冷たい気がします。やっぱり外海で波が強くて船が付かないこともあるくらいだから冷たいのかもしれません。浜にはヤドカリがたくさんたくさん歩いてます。
そろそろ戻らねばいけません。お腹もすいたけどこの島で食べる時間はないし、そもそもこの島で今日食べられるところはみどりや旅館というところでそばのみとも。勧められたAコープに行って、ジューシーとさんぴん茶を購入。フェリーで食べてとっても美味しかったですー。
はまさきに戻る途中で民家の木にバナナが大量になっているのを発見。ほんと南国なんですね。ここは。でもこれは島バナナではなく南国のバナナだと教えてもらいました。
無事はまさきに戻って猫と戯れます。
お腹が大きい子もいます、数ヶ月行方不明になってガリガリになって戻って来た子と紹介された猫もいました。この島には獣医さんが居ないため避妊手術ができずどんどん増えていて嫌いな人もいるので問題になって来ていると少し寂しそうにおっしゃっていました。
お店の軽トラックに乗せてもらって普天間港まで送ってもらいます。その時色々とお話を伺って。島の人口が1200名というけど人に出会わないのでむしろそんなに居るのかって感じ。ちょっと前までこの島は出生率日本一番だった。最近はこれまたどこかの島に抜かれちゃった。この島では役所が建てた2階建ての集合住宅を団地と呼ぶのだけどその団地に子供だけで5人も10人も居ることがある。小学校と中学校がこの島にある。夏は暑すぎて野菜が育たない。水はため池があるから大丈夫なんだど。サトウキビは収穫するまで2年かけたほうが甘いものが取れるのでそうしている。普天間港の近くにサトウキビ工場ができて、去年そこを工事していたときは、多良間バブルで潤った。島外から工事の人がたくさん来ていたのですごく良かったのだけど出来上がった今はまた静かになった。(Webによると2018/11/21に宮古製糖多良間工場が竣工)
牛をたくさん放牧していて黒い牛ということもありまるでアフリカみたいな風景になる。屠殺場がないため、ここでは3歳まで育てて出荷する。セリが毎月行われてフェリーで出荷する。出荷された牛は松坂牛になったりと他のブランドで出るため多良間牛というのは聞かない。そんなこんなで港に到着しました。
帰りは寝っ転がってその辺に置いてある毛布にくるまって熟睡。
楽しい旅でした。忘れたくない忘れないそんな空気。
親切でゆったりしてて知らない人とも人懐っこくはなしができて自分達も通りすがりの自転車乗った観光客とも挨拶したりしてにわかフレンドリーに。
ありがとうございました。
宮古島旅行 その2
4/10 2日目
天気予報では曇り午後一時雨。
でも!起きたら晴れてる!ホテルの近くのバイナガマビーチとバイナガマ公園を散歩。支度をしてさあ出かけるぞ!今日は宮古島本島一周の旅!
朝昼ご飯の宮古そばとお酒の見学を済ませ(別記事ね)、今日の期待の一つ、東平安名崎(ひがしへんなざき)へ。
この岬は2kmくらい突き出てる先にありますが、駐車場は割と岬に近く10分も歩いたらたどり着きます。
これまたまあほんとに素晴らしい景色が360度広がっています。
地面からも素晴らしいのですが、平安名崎灯台の98段を登ったその先の景色が!!
*平安名崎灯台:(海抜43メートル、光達18海里、1967年(昭和42年)初点灯)日本の灯台50選。登る際には200円。係の方が休憩の時はboxにお金を入れる仕組み
この日は人が少なくて灯台の上は貸切でした。まさに絶景かなとはこのこと。思いの他高くて下を見ると身がすくみ、スマフォ落としたらやばい恐怖も。もちろん何にも起こらないんですけどね。
この地帯はいろんな植物やお花やこの時期テッポユリが咲き乱れていました。
この辺りの群落はWikiによれば「東平安名崎の隆起珊瑚礁海岸風衝植物群落」として沖縄県の天然記念物に指定されているそうで65科222種の高等植物が生育しているのだそうな。
初めて見る植物がたくさんありました。
次は「地下ダム資料館」へ!フリーペーパーの地図を見ていて気になる場所で行ってみることに。
資料館に行くまでは地下ダムというその響きから地下に大きなため池があるのかしら、地盤沈下とかしないのかしら、そもそもなんで地下なんでしょう、土地が狭いからこしら。と妄想、いやだいぶ誤解していました。
資料館では最初に10分程度のキッズ向けのビデオを見た後、大人向けのビデオを見て当時のボーリング工事のサンプルやばかでかいドリルや模型図をみて理解を進めます。
キッズ向けはオーバービューとしてとっても良くできていて最初の入りとして効果的です。
宮古島はその昔水不足でサトウキビ栽培にも多くの打撃を受け全滅する年もあったそうです。
その要因は宮古島のそもそもの成り立ちにありました。宮古島は一番底が水を通さない泥岩ではあるもののその上は水がたまらない琉球石灰岩、全体雨量の40%は石灰岩を通して海に流れてしまっていました。また、全体雨量の50%は熱で蒸発してしまって結果農業に使える水は全体の10%程度だったそうです。
一方石灰岩を通してそのまま海に流れ出ている土壌のため、宮古島の海はあんなに綺麗な透き通った青なんです。
この水で苦しむ農業から水を活用する農業への転換を図ったのがこのダム。
世界で初めての大規模地下ダムの取り組みで国家事業でした。
昭和52年から計画を開始、平成13年には宮古島農地の90%に当たる8400haに対し灌漑用水の提供が可能となったそうです。
考え方としては雨水が入り込む石灰岩層の中で海に向かって流れ出す側のある場所にセメントで壁を作ってせき止め、地表に吸い上げ地表のタンクに貯めて灌漑に役立てるというものです。
・60メートルの竪穴をドリルで掘ります。60mもあると少し掘っては土を取り出してまた少し掘っては取り出す作業の繰り返し。
・3つ連携されているドリルで更に掘って、引き出す際に両脇のドリルからセメント、真ん中のドリルから空気を出して掘った石灰岩と撹拌しそのまま固めていく作業。
・しかも3つ連携されているドリルで隣の穴の一部を更に掘って間が空かないようにしていくとのこと。
また地表までコンクリで固めてしまうとたくさん雨が降った時に地表に溢れてしまうため、地表より下の部分で留め、たくさん降った時には地中で溢れ海に流れ出すような工夫がされていたりとあらゆる状況を想定した設計だったことがわかります。
こちらは一般社団法人農業農村整備情報総合センターのサイトに詳しく記載されています。
このダムができる前の宮古島の方々の苦労はそれはもう想像を絶することと思います。
今回の旅で大きな感動を伴ったそれも事前リサーチ無しで突然訪問した宝のような経験でした。
資料館を出たら大粒の雨。
雨の中を北にドライブ、池間島に向かいます。
池間島までは池間大橋を渡ります。全長1425m、少し欄干などに古さを感じます。後で調べたら宮古島の3つの橋の中では一番古いものでした。
晴れていたら橋からの海の眺めはどんなに素晴らしいかと思いましたが風ビュービュー雲厚手今にも雨降りそう。次は晴れた日に来たいなと思いました。
Wikiによると池間島はその昔は2つの島だったそうで16世紀には石橋もかかっていた、それがだんだんと砂が入り一つの島になり干拓事業などもあってかつての間の海は池間湿原になって今や島全体が鳥獣保護区となっているそうです。
池間島でも灯台見物。残念ながらこちらは下から眺めるだけです。
ちなみに各地の灯台にはQRコードが提供されており海上保安庁の灯台カードに飛ぶことができます。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/lighthouse/card/1108n38e1ibr.html
宿に帰る前に砂山ビーチ。砂山のビーチってなんだ?
行けばわかります。
本当に砂山を登って超えたところにあるビーチ。だから砂山ビーチ。
この山がそれなりに登ってそれなりに下ってて地味にキツイ感じ。
降りたところはそんなに広くないそして少し粒の荒い砂のビーチ、傍にある岩のアーチは柵があって立ち入り禁止。きっと危ないんでしょうね。
このビーチはビーチよりそこにたどり着くまでの道の脇で蝶がたくさん舞っていたのが印象的でした。
宮古島一周の1日は終了です。おつかれさまでした。
映画:鍵泥棒のメソッド
鑑賞:amazon prime 2019/4/16
2012年映画
総論)
シナリオ秀逸、後半盛り上がりもう1回盛り上がり欲しい
ハッピーエンド大好きです
恋に落ちた時の胸キューン(という音はサイレンだったりする)表現も良し
詳細)
仕事無し、やる気無し、気力無し、一緒に住んでた大好きだった女性が結婚するし
自殺しようとしてもロープが切れて失敗するしで
ネガティブ方向にどんどんいってる堺雅人演じる櫻井
一方肩で風を切って殺し屋稼業をしている眼光厳しい香川照之演ずる近藤
近藤が銭湯で櫻井が横の客から無断で拝借しようとして滑らした石鹸をもろに踏んで滑って吹っ飛んで意識をなくした時に櫻井が自分のロッカーのキーと交換、近藤は記憶をなくしたところから物語は始まります。
加えて広末涼子演ずるなんでも細かく計画を立ててやっていく編集長が元来几帳面な近藤にであってプロポーズ。
広末の家族の物語やベートーベンやヤクザや便利屋や、櫻井や近藤のそれまでの生きてきた歴史やその時の思いをちりばめながら進む話は自然とこの3人に感情移入してしまいます。
凝り性で几帳面な近藤は役者の勉強も真面目に取り組みのめり込みます。
計画性のないなんでも散漫な櫻井はどんどんボロを出して生きます。
途中で明かされる近藤の真の仕事、その後の危機を乗り越えるための演技の連続、ドキドキ。
最後には香川と広末の純愛成就でエンディング、堺は古巣に戻って同じアパートに住む猫好きの女性の猫を抱き上げて女性の胸がキューン。恋の予感。
そんな終わり方がこのドラマを幸せに仕上げています。
三人の名優の肩の力が抜けた演技も心地よい。
ちょっとだけ香川演ずる記憶無い時の心細い櫻井演技は抑えてる演技がむしろ目立って気になって笑ってしまいました。思う壺かもしれません。